5月4日、Silver Moonは函館に寄港した。空は曇り、埠頭の地面はまだ濡れていたが、港の景色は少しも曖昧ではなかった。博物館船、赤レンガ倉庫、HAKODATEの大きな文字が、順に目の前に並んだ。私たちは午前を陸上で過ごし、昼食は船に戻って食べ、夕食は正式なディナーにした。
午前の港辺
私たちがまず目にしたのは、水辺に停まる博物館船だった。青と白の船体にMUSEUM SHIPの横断幕が掛かり、船名は摩周丸とMASHU MARUと書かれていた。船体の錆の跡が、それが模型ではなく、実際に海を走った船であることを物語っていた。

私たちが振り返ると、Silver Moonの船尾が埠頭に停まっていた。白いキャノピーの甲板が段々に重なり、トラックが濡れたアスファルトに停まり、係留ロープが船体を引いていた。船尾にはNASSAUと書かれていた。停泊中の船には独自の仕事のリズムがある。積み込みをする者、ロープを扱う者、それぞれが忙しい。

私たちが赤レンガ倉庫地区へ歩くと、運河の水面が2列の赤レンガ建築に挟まれ、遠くに2隻の小船が停まり、上には両側をつなぐ橋があり、数人が橋を渡っていた。倉庫の屋根は淡い灰色のトタン、水面は濃い色で、画面全体が静かで整っていた。

倉庫の壁面はツタに覆われ、白いBAYの3文字が打ち付けられ、右側の通りを人が歩き、遠くの山頂にはまだ雲がかかっていた。赤レンガ、ツタ、白文字。この壁面こそ函館の港辺の看板である。

私たちが対岸から港をもう一度見ると、摩周丸が手前に、Silver Moonが後方に、2隻が並んで停まっていた。間には埠頭と桟橋がある。同じ港に2種類の船。一方は博物館、もう一方は航行中の船。この対照が見られるのは函館だけである。

港辺の広場で、私たちはHAKODATEという白い大きな文字を見た。後方には湾、緑の丘、右側に摩周丸がある。文字は十分に大きく、どこから撮ってもはっきり写る。函館はこうして旅行者に挨拶する。

船に戻っての昼食
昼食に私たちが食べたのはパスタで、トマトソースが麺に絡み、上にチーズがたっぷり振られていた。量はちょうどよく、ソースは重くなく、チーズが溶けると皿全体の味がまとまった。

夕食。メニュー、ホタテ、ロブスター
午後6時過ぎ、私たちが夕食の席に着くと、メニューがまずテーブルに来た。見出しはTHIS EVENING'S PREFERRED CHOICE。前菜は野菜の天ぷらバスケットと生春巻き、主菜は焼きホタテ、ラムのロガンジョシュ、パースニップのスパゲッティ、デザートはオールチョコレートで、下には白ワインと赤ワインのおすすめが並んでいた。これだけ完全に書かれたメニューは、注文する前にもう半分食べたようなものだ。

私たちが頼んだ主菜の1つは焼きホタテで、ホタテにサワークリームがかけられ、そばにアスパラガス1本、ニンジン、レモンのくし切りがあり、ソースが皿に広がっていた。ホタテの味はサワークリームに支えられ、主張しすぎず、ちょうどよかった。

もう1つの主菜に私たちが頼んだのはロブスターテールで、焼いて赤く光るテールが2本皿に並び、そばにマッシュポテト、ニンジン、インゲン、ブロッコリー、小さな器の溶かしバターがあった。テールの身はしっかりし、バターを少し付けるだけで十分で、付け合わせの量も実直だった。

デザートのテーブル
午後8時、私たちのテーブルはデザートでいっぱいになった。抹茶のミルクレープとアイスクリーム、メレンゲのケーキ、カスタードソースをかけたプリンとイチゴ、チョコレートケーキ、そばにアイスコーヒー、赤ワイン1杯、濃い色の飲み物1杯である。こんなに多くの皿が一度に出るのは、食べきるためではなく、1種類ずつ味わうためだ。函館の1日は、このテーブルで止まる。












