センチュリオンラウンジ羽田:日本初、藍染と抹茶とテーブルサービスのシャンパン
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ラウンジ · 2025.09.07

センチュリオンラウンジ羽田:日本初、藍染と抹茶とテーブルサービスのシャンパン

2025年9月7日、羽田第3ターミナルのセンチュリオンラウンジは開業から2か月足らず。アメリカン・エキスプレスにとって日本初のセンチュリオンラウンジだ。ジャパンブルーの沈んだ空間、テーブルで注がれるシャンパン、尾崎牛と点てたての抹茶。底力は本物。だが会員専用の食事はなく、料理はすべて自分で取りに行き、専用ルームは名ばかりの混雑。評価は81点。

ラウンジデータ
空港 東京羽田 HND 第 3 航廈(114 號登機門附近)
ラウンジ 美國運通 Centurion Lounge
利用条件 Amex 白金卡/Centurion 會員
81 SHARP
Sharp Index
餐食 Dining83
空間 Space76
景觀 View90

9月7日、羽田第3ターミナルのラウンジ巡り二軒目は、アメリカン・エキスプレスのセンチュリオンラウンジ。2025年7月16日にオープンした日本初のセンチュリオンラウンジで、世界では30軒目。開業から2か月足らずで、空間には新しい匂いが残るのに、サービスの呼吸はすでに整っていた。場所は114番ゲート近く、出国審査の先の上の階にある。

センチュリオンラウンジの予約席サイン。センチュリオン会員専用の一角。
センチュリオンラウンジの予約席サイン。センチュリオン会員専用の一角。

ジャパンブルーの、沈んだ空間

JALファーストが「明」なら、センチュリオンは「沈」だ。濃色のシート、モノクロ写真の壁、静かな休憩コーナー、そして藍染の磁器タイルの大壁面。ジャパンブルーがこのラウンジの基調色である。ロングバーは空間の舞台で、ボトルの棚とペンダントが暗さの中で光る。センチュリオン会員には専用の予約席とプライベートルームがあり、洗面所のグレーのタイルまで同じ調子が貫かれている。ただしこの日、そのブラックカード専用の部屋は専用とは言えないほど混み合っていて、特別感は先に割り引かれていた。

モノクロ写真の壁と深色のシート。センチュリオンの空間は沈んで、暗く、ゆっくりしている。
モノクロ写真の壁と深色のシート。センチュリオンの空間は沈んで、暗く、ゆっくりしている。
藍染の磁器タイルの大壁面。ジャパンブルーがこのラウンジの基調色。
藍染の磁器タイルの大壁面。ジャパンブルーがこのラウンジの基調色。
静かな休憩エリア。アームチェアとサイドテーブル、明るい絵画が一枚。
静かな休憩エリア。アームチェアとサイドテーブル、明るい絵画が一枚。
ロングバー。ボトルの棚とペンダント、高脚椅子の列が舞台のよう。
ロングバー。ボトルの棚とペンダント、高脚椅子の列が舞台のよう。
「PRIVATE」のプレート。センチュリオン会員専用のプライベートルーム。
「PRIVATE」のプレート。センチュリオン会員専用のプライベートルーム。
洗面所。ダークグレーのタイルと鏡の列。ここまで調子が揃っている。
洗面所。ダークグレーのタイルと鏡の列。ここまで調子が揃っている。

テーブルで注がれるシャンパン

ここのサービスは違う。シャンパンはバーへ取りに行くのではなく、スタッフがテーブルまで来て注いでくれる。グラス2杯とセンチュリオンカードが並ぶテーブル。入室の資格が、日常の風景の中に置かれている。

テーブルサイドで注がれるシャンパン。これがセンチュリオンの流儀。
テーブルサイドで注がれるシャンパン。これがセンチュリオンの流儀。
シャンパン2杯とテーブルのセンチュリオンカード。入室の資格がここにある。
シャンパン2杯とテーブルのセンチュリオンカード。入室の資格がここにある。

オープンキッチンとスイーツバー

食事について、まず規則から。すべての料理はセルフサービスだ。テーブルでの注文はなく、オープンキッチンまで歩いて注文し、待って、自分で席まで運ぶ。キッチンには尾崎牛の認定プレートが掲げられ、宮崎のブランド和牛を使う。作りたてのラーメンは湯気を残し、ミニバーガーのパティは本気の厚さ、ハンバーグは光るソースの下で脇役ではなく主菜だ。円卓にはラーメン、バーガー、和菓子、シャンパン2杯が同時に並び、窓の外にはエプロンの全景が広がる――ただしその一品一品は、自分の足で運んできたものだ。

オープンキッチンの尾崎牛の認定プレート。宮崎のブランド牛を使う。
オープンキッチンの尾崎牛の認定プレート。宮崎のブランド牛を使う。
木箱の薬味と味噌汁。小さなものまで仕切られて運ばれてくる。
木箱の薬味と味噌汁。小さなものまで仕切られて運ばれてくる。
作りたてのラーメン。チャーシュー、海苔、葱。湯気がまだ立つ。
作りたてのラーメン。チャーシュー、海苔、葱。湯気がまだ立つ。
ミニバーガー2つ。小さいが、パティの厚みは本気だ。
ミニバーガー2つ。小さいが、パティの厚みは本気だ。
円卓いっぱいの一式。ラーメン、バーガー、和菓子、シャンパン2杯。窓の外はエプロンの全景。
円卓いっぱいの一式。ラーメン、バーガー、和菓子、シャンパン2杯。窓の外はエプロンの全景。
角度を変えてもう一卓。好きなものを少しずつ頼むのがここの食べ方。
角度を変えてもう一卓。好きなものを少しずつ頼むのがここの食べ方。
ハンバーグ。厚切り3枚に光るソース。これは脇役ではなく主菜だ。
ハンバーグ。厚切り3枚に光るソース。これは脇役ではなく主菜だ。

もうひとつ、はっきり言っておくと、ここにはブラックカード会員専用の食事はない。オープンキッチンから出るものは、全員に同じように供される。バーには山崎12年のシングルモルトが分かる人を待つ。スイーツバーでは練り切りの和菓子が小さな季節の形に。最も日本らしい一幕はバーで起きる。茶筅で点てる抹茶は、まず熱い一碗を窓の外の青に向け、やがてアイス抹茶ラテになって抹茶最中と並ぶ。日本初のセンチュリオンは、地元の要素を徹底して取り込んだ。世界共通の型のコピーではなく、日本でしか育たないラウンジだ。空間の質も食事の底力も本物だ。だがセンチュリオンという名が売るのは専用感であり、この日それは果たされなかった。会員専用の食事はなく、料理はすべて自分で取りに行き、専用ルームは名ばかりの混雑。開業2か月のこのラウンジに、私の評価は81点。

山崎12年のシングルモルト。バーの上で分かる人を待っている。
山崎12年のシングルモルト。バーの上で分かる人を待っている。
和菓子の盛り合わせ。練り切りで作る小さな季節が、シャンパンによく合う。
和菓子の盛り合わせ。練り切りで作る小さな季節が、シャンパンによく合う。
点てたての抹茶。茶碗の緑を、窓の外の青に向ける。
点てたての抹茶。茶碗の緑を、窓の外の青に向ける。
アイス抹茶ラテと抹茶最中。スイーツバーの日本の味。
アイス抹茶ラテと抹茶最中。スイーツバーの日本の味。
エプロンに向けてウイスキーを掲げる。午後の巡礼がゆっくりになる。
エプロンに向けてウイスキーを掲げる。午後の巡礼がゆっくりになる。
Centurion会員専用席の識別スタンド。RESERVED SEATING for CENTURION MEMBERS。
Centurion会員専用席の識別スタンド。RESERVED SEATING for CENTURION MEMBERS。

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